短距離・跳躍

2019年卒業・我如古雅也さん

出身中学校
尼崎市立大成中学校
専門種目
100m〜400m

プロフィール

我如古 雅也 (かねこ まさや)

生年月日 2000/4/30
卒業後の進路 龍谷大学

自己ベスト

中学時代
100m 11"60
200m 23"18
高校時代
100m 11"17
200m 22"24
400m50.00

主な成績

兵庫県ユース 200m5位 400m 第8位 4×100mR 第3位 4×400mR 第6位
近畿ユース 4×100mR 第3位 4×400mR 第6位

現在取り組んでいること

私は今、大学で社会学を専攻しています。
地域の方々などと関わり、社会問題がどうしたら解決するのか話し合いをしたりしています。
そして、私はそれを学んでいく中、日本だけでなく、「世界の人々と関わりたい!」と思うようになりました。
その為に私は今、英語の勉強をしています。
そして将来私は、海外で働き、暮らしたいと考えております。今年、コロナウイルスの影響で、留学などは行けませんでしたが、コロナウイルスが落ち着いたら、海外に語学の勉強に行こうと思っています。

市尼を志願した理由は?

中学生の時の私は、全国や近畿大会の出場経験が無く、県大会の決勝にすら残ったことありませんでした。ですが、絶対高校で、全国や近畿大会に出てやろうと強い思いを持ってました。そこで、市尼の体育科があるのを知り、オープンハイスクールや、市尼陸上部の見学をさせていただきました。見学を終え、この学校の雰囲気、陸上部の環境の中で学ぶこと練習する事で、自分は成長できると確信しました。これらの理由により私は、市尼を志願致しました。

市尼陸上部でのエピソード

私は、市尼の体育科に合格でき、陸上部に所属致しました。すごく楽しくて、先生も優しくて陸上部に入って良かった!と思いました。。。っと言いたいところですが、、、
正直に申すと、短距離部門の先生である金崎先生は、とてつもなく厳しいお方でした。「辞めたい!」と何回も思ったことがありました。ですが、先生は自分達のことをどんな時も、信じてくれて見限ることなく、接していただけました。先生は、陸上競技については勿論ですが、陸上競技だけでなく、人としての行動の仕方を教えてくれたり、社会の振る舞いも教えていただけました。大学生になり、本気で叱ってくれる人はほとんどいません。ですが、金崎先生は本気で叱ってくださり、人として必要な事を教えてくれました。その結果、陸上競技でも結果が出始め、人との接し方もうまくなり、多少は人として当たり前の行動ができるようになったと思います。

上下関係では、先輩と後輩の仲も良く、「真面目にする時はする」「ふざける時はふざける」のONとOFFがしっかりできていて、良い環境の中、陸上競技に打ち込めたなと思います。先輩後輩関係なく、しんどい時は、お互いを鼓舞し合いながら、練習していました。

私個人の競技に関しては、私は高校1年生の頃、とても調子が良くベストタイムをどんどん更新しました。その結果、200mはベストタイムから約1秒伸びました。しかし、2年生の頃、肉離れを起こし、そこから引退するまで、1年生の頃出したベストタイムを更新することができませんでした。そして、2.3年生の頃、個人で結果を残せませんでした。その分、リレーメンバーにはとても感謝しています。自分の力では行けなかった県の決勝に連れて行ってくれました。私は、リレー競技を経験する中で、チームのありがたさを改めて知ることができました。チームメイトの応援.サポートしてくれるチームメイト.動画を撮ってくれているマネージャーなど、感謝してもしきれないほど、私の背中を叩いていただけました。本当にありがとう。

まだまだ、色んなことがありましたが、市尼陸上部に入って本当に良かったと思います。

市尼での練習はどうでしたか?

他校と比べるときついかもしれません。(冬季練習は朝起きるのが憂鬱でした笑)
ですが、その厳しい練習を耐えてきたからこそ、今の自分があるのも事実です。自分は、英語の勉強をしていると上文で話しました。言語の壁はとてつもなく高く、途中で折れそうになります。ですが、「高校であんだけしんどい練習を乗り越えてきたんだから、この言語の壁も乗り越えることができる」と自分に言い聞かせてます。英語の勉強をするか、冬季練習をするかどちらか選べと言われた場合、私は英語の勉強をすると即答するでしょう。

また、練習はしんどかったですが、自分で考えて行うFree練習と呼ばれるものもありました。自由な練習ですが、サボるのではなく、自分に今、どんな練習が必要なのか見直して、自分で考えたメニューで練習を行っていました。そして、チームメイト同士でアドバイスしたり、動画を撮ったりなど切磋琢磨して行っていました。また、しんどい練習でも、「頑張ろ!」「ファイト」などチームメイトで声を出し合いながら、乗り越えてきました。特に、私の同級生の竹谷君は、とても大きな声で皆を鼓舞してくれました。笑

このように、良い環境で練習をすることができました。
今でもたまに、あの頃に戻りたいなと思う時があります。
(ですが、今の私は300mを1本も走れないと思います笑)

市尼の学校生活について

私は、3年間体育科に所属していました。体育科は約80人しかおらず、1学年担当の体育科の先生は2人しかおらず、その内の1人は金崎先生でした。そして、私はなんと3年間金崎先生のクラスでした。陸上部でも金崎先生.学校生活でも金崎先生でした。
高校2年生の頃、修学旅行の帰りの飛行機で、金崎先生の隣の席だった事は良い思い出です(笑)
金崎先生は、陸上の時も、学校生活の時も変わらず、自分達が立派な人になれるように接していただけました。

行事などでは、市尼の文化祭や体育祭はすごく盛り上がります!

また、体育科は、1年に1回実習がありました。スキーや海洋実習など、他の高校では体験できないような事をさせていただきました。

後輩たちへのメッセージ

私は、度重なる怪我などもあり、金崎先生を全国の地へと連れて行ってあげることができませんでした。
だからこそ、私の代わりに金崎先生を全国の地へと連れて行ってあげてください!後輩の皆さんには期待しています。

また、陸上部のチームメイトは一生の友達です。私たちの代の陸上部のメンバーは、皆仲が良く、夏休みや年末に必ず、ご飯などに行ったりしています。
だからこそ、皆もチームメイトを大事にしてください!

そして、色んなことに挑戦してみてください!
今この瞬間、皆の高校生活は1度しか来ません。人間はどんな事をしても、必ず悔いは残るものだと思います。だから、卒業する時に、「あれしとけばよかったな」とか思うでしょう
それは仕方がありません。だからこそ、「あれをしといてよかった!」「これに挑戦してみて良かった!」と卒業の時、思えることをしてください!
私は、「If nothing is done,noting happens」(何もしなければ、何も起こらない)という言葉を胸に刻んで色んなことに挑戦しています。確かに、挑戦することには、勇気が入ります。ですが、失敗を恐れず挑戦してみてください!その中で、失敗する事もあると思います。ですが、失敗から学べる事もあるはずです。だからこそ、恐れず何事も挑戦してみる事が大事です!

そして、なによりも今を楽しんでください!
怒られる事や、タイムが出ない時もあるでしょう。
だけど、その分楽しい事もたくさん待っています!
ONとOFFの切り替えを大事にして、これから色んなことに対して頑張って行ってください!
僕も、夢の為に頑張ります!
皆さんの活躍を期待しております!

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
これからも、市尼陸上部の事を宜しくお願い致します。